一番好きなイベントだよね

rarajier

2016年06月15日 16:58



サンクスギビングってやっぱりアメリカ人が。
それぞれの家にトラディションがあるからなんじゃない?ほら、おせち料理みたいにさ。各家庭の個性があるから。
そう言えば、メキシコ體重控制出身の患者さんはターキーの味付けはメキシカン、そして次の日はそのターキーを使ってエンチラーダ、そして二日後の土曜日はあの有名な北京ダックのレストランに行くのが毎年のトラディションなんだって。
ふぅん。

サンクスギビングの次の日、キッチンで夕食の準備をしながら考えていた。昨日は哲の意見に「そうかなぁ、、。」なんて言った私だが、確かにトラディションがあるからさらに「家族」は温もりと懐かしみのある良いものとなるのかもしれない。その家族だけの何か特別なもの、他の家族にはないルール、しきたり、習わし、それらが家族を一つにまとめる力を持っているのかもしれない。そして離れているとそのトラディションを持っている「家族」が恋しくなるのだ。

ミシガンに住む友人はサンクスギビングには毎年恒例で、近所の方たちがパイを持ち寄ってパイパーティーをすると言っていた。なんてユニークなトラディションなんだろう。そしてその後、男性と子供達はアメリカンフットボールをプレイし楽しむと言う。きっと毎年この時期になると近所ではその話で持ち切りとなり、遠くに住む家族もそのトラディションを楽しみに家に戻って来るのだろう。

でも一体、トラディションと呼べるようになるにはどのくらい繰り返す必要があるのだろうか。そして私達にはトラディションがあるのだろうか。

今年も『私達のトラディション通り』、サンクスギビングはもし空いていたら是非私達と一緒にランチしてくださいね。
そう、誘いがかかったの營養師は数か月前のことだった。

ハルもクルミも、そして誰よりも私達がお世話になった(←クリック)リンダとポールは、私にとっては家族同様の存在でその二人が遠くへ行ってしまうことは、今から心にぽっかりと穴が開いてしまう程寂しく、考える度に涙が出て来てしまう。初めてサンクスギビングに招待して頂いた時は「JUST 嬉しい招待」だったのが2年目には「また!」となり、そして3年目には「えー、今年も!!」となり、4年目には落ち着いてその招待を嬉しく受けることが出来、そして今年、晴れて「私達のトラディション」となったのだ。そのトラディションを失ってしまう悲しさ、、、、やっとできた家族のトラディション。

二人でアメリカに住む私達にとって、家族としてのトラディションはもしかしたらこのサンクスギビングの恒例ランチが初めてだったのかもしれない。朝、起きてきたらまずキッチンにいる私の所に哲が来て「おはよう」と言う日々の習慣とは違い、年に1度、もしくは何か特別な時にだけ行われるトラディション、いつか私達にもまた出来るのだろうか。我が家のトラディションをこれからもっと増やしてもっと『家族』になりたいと思った少し切ないサンクスギビングだった。

来年からまた作り直し新しく始まる私達のサンクスギビング、一体どんなものになるのだろう。
ねぇ、あんなことしようか?こんなことしようか?
今から考えてもどうなるか分か德善健康管理ないよ!